塗膜に裂け目ができる現象のことをいいます。
ここから建物の中に水が入ると、構造体を腐らせる原因になるため、適切な処置が必要です。
処理方法 としては、汚れを除去し、割れ目部分をモルタル補修を行い、パターン復元します。
処理後、下地調整、中塗り、上塗りを行います。
金属が風雨にさらされて、金属の表面が粗くなった状態をサビと言います。
防サビ材の効力が無くなった脆弱な塗膜にサビが発生します。
こうなると、建物の景観を損なうだけでなく、より塗膜の劣化が進んでしまいます。
チョーキングとは、紫外線や雨、風などによって塗膜が劣化して、塗膜表面が次第に粉状になって消耗していく現象です。
処理方法 としては、高圧洗浄で表面の汚れ、劣化粉などをきれいに洗い流します。
その他の劣化症状がない場合は、下地調整を行い、中塗り、上塗りを行います。
湿気が直接的な原因であることは言うまでもありませんが、結露などが原因となる場合もあります。
処理方法としては、軽い症状の場合はサンドペーパーなどで汚れ粉化物を取り除き高圧洗浄しますが、程度によっては
電動工具やワイヤーブラシ等の手工具も用いて、劣化塗膜をとりのぞきます。腐食部分を完全に取り除き、下地調整を
行い、中塗り、上塗りを行います。
塗膜が付着力を失ったため、素地から離れてしまう現象を言います。
対処方法としては、手工具や電動工具を用いて、まだ浮いてない部分だけを残して、塗装の浮いた部分だけを削り取ります。
高圧洗浄で弱くなった脆弱膜を洗い流したのち、塗装面がしっかり平面になるように下地処理、中塗り、上塗りを行います。
塗り替え時期の目安は、現在使用されている塗料、建物環境等によって異なりますが、木部や鉄部を通常のペンキ(合成樹
脂調合ペイント)で塗装した場合は、3年から5年を塗り替え時期の目安とすると良い状態を保つことが可能です。
- 合成樹脂・アクリル系塗料は一番費用が安い分、耐久性・耐候性も他の塗料に比べて低く、塗り替えの頻度は高めになっ
てしまいます。 - フッ素系塗料は今、訪問販売員がよくお勧めをしている、巷では流行の塗料です。
その営業トークでは20年も持つと言われていますがそれは丁寧にメンテナンスをした場合。また、塗り替えの際はかなり
の労力を要することになってしまいます。フッ素系塗料を否定するわけではありませんが、あくまでもお客様の家の状態や
お客様の個性、お客様の予算から塗り替えのお勧めをいたします。
- ウレタン系、シリコン系塗料、これを一般的にはお勧めしております。
フッ素塗料までも費用的に高くありませんし、フッ素に150万を出すのでしたら、シリコンで100万をだしてこまめにメンテ
ナンスをしていったほうが、費用対効果的にもよいと思います。 塗り替え目安は約10年です。
優れた耐久性を持つ塗料で塗り替え工事を行えば、塗装の持ちが長くなり、塗り替え工事の費用対効果を大きく向上させる
事が可能です。